毛髪の仕組みPart1
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毛髪は皮ふの外に出ている部分だけではなく、内部で生まれ育ってきます。
皮ふの断面から見ると毛髪の仕組みは、次の図のようになっています。
まだまだ詳しく分ける事が出来ますが少しだけ説明しますね。

髪は、地肌から出ている毛幹と、地肌の中にある毛根とに分けることができます。
私たちが髪と思っているのは、毛幹なのです。
毛根の先のふくらんだ部分が毛球で、ここがいわば、髪の製造工場になります。
毛球にある毛乳頭が、髪の毛をつくる指示を毛母細胞に出すことによって、
毛母細胞が分裂し、それが髪となって成長していきます。
毛母細胞は、大人の体の中でもっとも活動が活発な細胞なので、
多くの栄養や酸素が必要になります。
ですので、髪の成長のためには、地肌の血行をうながすことが大切なのです。

  毛幹
 頭皮から出ている毛髪部分。
 一般に髪というのは目に見えるこの部分です。

 毛根
 頭皮内部にある部分で、毛包に包まれています。
 
 毛球
 毛根の下部のふくらんだ部分で、
 毛髪の成長にかかわりのある毛乳頭、毛母細胞、
 色素形成細胞(メラノサイト)などから
 構成されています。

 皮脂腺
 毛包の上部に接続し、皮脂を分泌して、
 頭皮や毛髪にうるおいを与え、保護しています。

<髪の成分>

髪は、肌の角質層が変化したものです。
髪は、爪と同じで肌の角質層が変化してできたものです。
科学的には肌の一部なのですが、
肌と違うのは、髪はすでに死んだ細胞なのです。
痛みなどの感覚がありませんので、
つい負担をかけてしまいがちですが、
髪には自己修復機能がありませんので、
一度傷めると自然には元に戻りません。
ですので、髪のケアで大切なのは、まず傷めないようにすること。
そして、傷んだときには、きちんとケアをすることが必要なのですよ。

<傷んでしまったらトリートメント>
<髪の毛の内部は>

髪は3つの層からできています。

髪は大きく分けると3つの層からできていて外側から
キューティクル(毛表皮)、コルテックス(毛皮質)、
メデュラ(毛髄質)で構成されています。

キューティクル(毛表皮)
一番外側で毛髪の表面をおおっている部分で、
かたいタンパク質が主成分です。
毛髪全体の健康にとって非常に重要で、髪の内部を保護する役割があり、
外部の刺激から毛髪内部を守り、
コルテックスのタンパク質や水分が失われないように働くと同時に、髪につやを与えています。

コルテックス(毛皮質)
キューティクルの内側にあり、毛髪の85〜90%を占めています。
繊維状のタンパク質が主成分です。
細い繊維状の細胞からできていて、メラニン色素が含まれており、
メラニンの量によって髪の色が決まります。
弾力に富み、その状態によって毛髪の太さ、やわらかさ、強さが決まります。
また、コルテックスに含まれる水分量は、髪のしなやかさに影響してきます。

メデュラ(毛髄質)
髪の中心にある、やわらかなタンパク質と脂質が主成分です。
毛髪の芯にあたり、空気を含んでいるため空洞となった
蜂の巣状の細胞が並んでいます。
鉛筆の芯のように完全につながったものや
ところどころが切れているもの、
まったくないものなど、その形状はさまざまです。
一般的に太い毛髪ほどメデュラが多く、
うぶ毛や赤ちゃんの毛髪にはありません。
毛髪の細い白人の髪にもほとんどないといわれています。

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