毛髪の仕組みPart2
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  <髪の寿命>

髪は一定期間を過ぎると自然に抜け落ちます。
そして、抜けたところからまた新しい髪が生えてきます。
この周期をヘアサイクルといって、
女性の場合は1サイクル4〜6年なのに対し、
男性は、それより短く3〜5年といわれています。
髪の毛のヘアサイクルは1本1本異なるので、まとめて抜けることはありません。


  <ヘアサイクル>

成長期1

髪が作られる最初の段階です。
古い髪が毛根から離れると同時に、奥のほうで毛母細胞が分裂を始め、
新しい髪を作り始めます。

                          
成長期2

新しい髪が成長し、古い髪を押し出そうとしている段階です。
シャンプーやブラッシングで髪が抜けるのは、この時期
の髪です。
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成長期3

古い髪が完全に抜け落ちて、新しい髪が長く太く成長する時期です。
成長期1〜3までは毛母細胞が非常に活発に働きます。
働く期間は3〜6年にわたって育ちつづけます。
                          
退行期

毛母細胞の働きが弱くなり、髪が成長しなくなる段階です。
髪はやがて毛母細胞から離れて、成長しなくなります。
この期間は2〜3週間ほどです。
                          
休止期

成長期、退行期が止まって、髪が抜け落ちる段階です。
数カ月間、この状態が続いて毛根の奥では、新しい髪をつくる準備が始まり、
また成長期1へと続きます。

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髪は1日に0.3〜0.5mm伸びると言われています。
1ヶ月で約1.2cmです。
伸びる長さの限界は約75cmだそうです。

髪が1日に
50〜150本ぐらい抜けるのは正常

日本人の髪は、平均約10万本前後。
ヘアサイクルから計算すると、1日に50〜150本程度抜けるのは、
自然な生理現象といえます。
しかし、抜ける量が急に増えたり、抜け毛が異常に細かったり、
短かったりしたら、異常脱毛の可能性が考えられます。
原因としては、ストレスや遺伝、
ホルモンバランス崩れや薬の副作用などが考えられます。
シャンプーによる摩擦の抜け毛にも気を付けましょう。

実験でシャンプー時に排水口にガーゼを重ね1本ずつ数えて調べてみたところ
平均で軽く200本を超える髪を確認できました。


  <自然な抜け毛>
正常なヘアサイクルを終えた自然な抜け毛は、
毛根がこん棒状になっています。
太さは、毛先までそれほど変わりません。

  <異常な抜け毛>
異常脱毛は短く、毛根が萎縮しており、
毛先に向かって次第に細くなっています。

   <抜け毛の原因、対処法はこちらのページです>


<髪の毛の太さや硬さ>

髪の毛の太さは、年齢・性別・民族によって異なり個人差もあますが、
平均的な日本人の髪の太さは平均値は0.07〜0.10mm。
0.04〜0.07mmを細い毛、0.10〜0.15mmを太い毛と呼んでいます。
中には0.15mmを超える毛髪もあり、
細い毛との横断面の面積の差は約9倍もあります。
髪の太さは年齢によっても変化します。
男性の場合は、10〜20代前半にかけて太くなり、
20代後半は細くなっていきます。
女性の場合は、10〜30代前半にかけて太くなり、
30代以降は細くなっていきます。
年齢とともに髪のボリュームがなくなっていく原因のひとつは、
この太さの変化によるものです。
髪の太さやかたさは、髪の大部分を占める
コルテックスの状態で決まります。
コルテックスの量が多いと、髪は太くなり、少ないと細くなります。
多くの場合、太い髪はかたいという傾向がありますが、
これは、髪の直径が大きくなる分、曲がりにくくなることが主な理由です。

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